著者紹介
<訳> 瀬田貞二
1916年、東京に生まれる。東京帝国大学で国文学を専攻。戦後、「児童文学百科辞典」の企画編集者をふりだしに、子どもの本の創作、翻訳、昔話の再話、評論などにいくつもの大きな仕事を残した。1979年8月逝去。産経児童出版文化賞、日本翻訳出版文化賞、毎日出版文化賞特別賞受賞。著書に「落穂ひろい」「絵本論」 、 訳書に「かぎのない箱」「ナルニア国ものがたり」「指輪物語」(共訳)などがあり、童話に「お父さんのラッパばなし」、絵本に「あふりかのたいこ」「かさじぞう」「ふるやのもり」、絵本の翻訳に「三びきのやぎのがらがらどん」「おだんごぱん」「おおかみと七ひきのこやぎ」など多数ある。
<絵> 太田大八
1918年、大阪に生まれ、幼少期を長崎で過ごす。多摩美術学校卒業。戦後まもなくから絵本や子どもの本の挿絵を描きはじめ、現在も、絵本画家、イラストレーターとして、多彩な活動を続けている。小学館絵画賞、国際アンデルセン賞優良作品賞、講談社出版文化賞、絵本にっぽん賞、産経児童出版文化賞美術賞、モービル児童文化賞などを受賞。絵本に「かさ」「だいちゃんとうみ」「やまなしもぎ」「絵本玉虫厨子の物語」「絵本西遊記」、挿画に「馬ぬすびと」「屋根うらべやにきた魚」など多数。自作にSF童話「スパンキー」がある。