お誕生日の楽しい一日!

のねずみチッチ

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「ちっちゃなチッチはおそとであそんでおいで」ある日チッチがあそびに出かけると、皆忙しくて相手にしてくれません……。のねずみ一家の末っ子、チッチと、家族や村の動物たちの心あたたまるおはなし。小さな村の幸福感あふれる一日を、のびやかに、丁寧に描いた絵本です。

ふくざわゆみこ・さく
定価:1200円+税
ISBN:978-4-931129-28-3
サイズ:24cm×20cm
ページ数:32p
対象年齢:3歳から
2008年

『のねずみチッチによせて』

このおはなしは、小さな生き物たちのおはなしです。主人公のチッチの、のねずみの家族。ことりたちやハリネズミたち。みんな葉っぱの下にかくれてしまいそうなほどの大きさです。彼らは自然あふれる村で、自分たちの小さな手(や羽)で、色々なものをつくりあげながら、くらしています。絵本の中にはパン屋さん、ぼうし屋さん、かばん屋さんの厨房やアトリエがでてきます。今回その様子を描くためにぼうし屋さんとかばん屋さんに取材に行かせていただきました。(パン屋さんには以前ほかの作品で取材に行かせていただいたことがあります)。素人には初めて目にするめずらしい道具の数々。その使い方をたずねる私に、みなさん実演もふくめ、とても親切に説明してくださいました。「麦わらぼうしって専用のミシンがあるんだ!」「かばんのぬい目って最初に穴をあけてからぬうんだ!」おどろくと同時に、ていねいにものをつくりあげていく過程に感動しました。それだけで一冊の絵本ができそうなくらい楽しく興味深い取材でした。作中の絵の中にその面白さや職人さんたちの心がどれだけつめこめたかな……。主人公のチッチと一緒にちょろりと職人さんたちの空間をのぞいてみてください。

 

著者紹介

<さく> ふくざわゆみこ

東京生まれ。絵本作家、漫画家。絵本に、「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズをはじめ、『ミミちゃんのぬいぐるみ』(以上福音館書店)、『おひるねネコさん』(佼成出版社)、『ぎょうれつのできるパンやさん』『むしのかくれんぼ いないよいないよいませんよ』(以上教育画劇)、『イノザブロウとあたらしいおともだち』(PHP研究所)などがある。

愛読者カードより

チッチのお口がかわいかったからかったんだよ、チッチがとてもかわいくてだいすきになったよ。チッチのケーキのうえにチッチがのっていてかわいかったよ。あーちゃんもいっしょにたべたくなったよ。いっぱいプレゼントもらってよかったね。(A.Nちゃん 6歳 )

書評情報

◎この本読んで!2008年秋号

新刊100冊のコーナーに、「ある日、野ネズミ一家の末っ子チッチは、家族やいつも遊ぶ村の動物たちが、誰も相手にしてくれないので、ひとり丘の上へ息、空を見上げていました。やがてモグラさんが呼びに来たのでついていくと、そのわけがわかったのです。」と紹介してくださいました。

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