著者紹介
<編> 石井桃子
1907年埼玉県に生まれる、日本女子大学英文科卒業。「クマのプーさん」「たのしい川べ」「ちいさいおうち」などの翻訳をはじめとして、絵本、創作、評論と、子どもの本の世界で数多くのすぐれた仕事を続けている。「ノンちゃん雲にのる」で文部大臣賞受賞。長年にわたる児童文学への貢献により、菊池寛賞受賞。「幻の朱い実」で読売文学賞受賞。主な作品に、「山のトムさん」「幼なものがたり」絵本に「ありこのおつかい」翻訳に「ピーターラビットの絵本シリーズ」ほか多数。
<画> 富山妙子
1922年神戸市に生まれる、少女時代を旧満州で過ごす、女子美術大学中退。戦後、炭鉱、鉱山をテーマに制作をはじめ、70年代は韓国をテーマに制作し、その後芸術と人権をテーマに、現在も多彩な活動を続けている。著書に「はじめ鳳仙花」画文集「わたしのギリシア神話」絵画論「解放の美術」などがある。絵本に「おばあさんのスプーン」(神沢利子ぶん)がある。